さらに映画を良いものにした、NGシーンと即興のセリフ

映画スターのジム・キャリーとなると、最終版に残った、かなり多くのアドリブのセリフやNGシーンがあると期待できます。共同監督の一人であるピーター・ファレリーによると、全映画の約15%が、ジムの他とは比べ物にならない即興と、コメディスキルに依存していたということです。

ジム・キャリーはMr.ダマーの撮影中、ファレリー兄弟は俳優が演じたシーンを二回しか用意していませんでした。最初の撮影では、台本に徹底的に従いました。二度目には、ファレリー兄弟は、ジムとジェフ・ダニエルズにセリフを即興で言わせました。最後には、世界で最もうっとおしい音や、つばをごくりと飲み込むセリフ（現場に迷い込んだ二人の見知らぬ人のもの）などの、即興で行った大量のシーンを残すということで、完成させたのです。